委任状って?

委任状とは


委任状とは ある人がある法律行為を他の人に委託する契約を「委任」といい、委任したことを記載した文章で、ある人物にある特定の事柄を自分の代理人に委任し、行ってもらうために、特定権利者、つまり正規の代理人であり、実行資格を有している人物であると証明した書類のことを委任状といいます。

委任状には色々な種類があり、第三者に名義変更や各種手続きなどの申請を委任するときに必要となり、ある人に一定の事項を委任する旨(意思)を直筆で書き記された文書で、民法第99条から118条に規定されている「代理」に基づいた書類なのです。

原則として登録手続きを自分で行うときは必要ありません。

一例として、知人に何かをお店で買ってきてと言って頼んだとしても、お店は全ての人を対象に物を売っているわけですから、お店ではその物を売ってくれ、もちろんこのような場合に委任状は必要ありません。

しかし、市役所や区役所などに行って住民票を取ってきてと知人に頼んだ場合は、役所関係では本人以外には簡単に取ってくることができませんので、この場合に必要となるのが委任状というわけです。

また、未成年者に対する親権者のように、法律が定めた法定代理人と、本人との任意の意思表示に基づき代理権が生じる任意代理人というものがあるが、委任状とは、後者の任意代理権を与えたという証拠となる文書です。

委任状は、特に決まった書式はありませんが、ほぼ決められた書式があり、地域や申請内容により多少の違いがあるので、注意が必要です。

委任状の書式例として、下記の申請事項を参考にしてください。
(用紙は、お手持ちの便せんなどで結構です)

また、委任状は申請人本人が自分で書くようにし、ワープロで打ったものでも通用しますが、申請人の住所・氏名は自筆で書くようにしてください。

※手続きをする場合には、念のためお問合をしてから手続きをされる様にしてください。
 
       委任状(例)
           平成 年 月 日

(申請人)住所___________ 
     氏名_______(印)

 私は、下記の者を代理人として(申請事項を|記入します)の権限を委任します。

(代理人)住所____________ 
     氏名____________


この場合に書いておくことが必要なのは、

1.代理人の住所、氏名

2.権限を委任する事柄
(例)住民票を代理で取りに来た事等

3.申請人の住所、氏名と印鑑


また、代理人の権限を委任された代理人の方は、必ず身分証明書・自分の印鑑を持参していくようにしてください。




裁判所の判例として。

業務として行うものは表見代理だけで判断するのは問題があるというのが判例です。

説明しますと所得証明とは個人の所得収入が分かる最も保護されなければならない個人情報であり悪用される恐れがあり、業務で行っている者はそこまで予見しなければならないと裁判所は判断しています。

委任状を託される方は各種申請や書類等が必要であり、悪用するために証明を取られたわけではありませんが、委任状を悪用し詐欺などの手口で金品をを騙し取られるなどの事例も有るので注意しましょう。